はんなり京風美膳


ちょいと前にイキオイで申し込んだ料理教室。
なんだかんだでなかなか行けず。ようやっと1回目です。


【はんなり京風美膳】

ё ゆり根と海老の彩りご飯
ё サーモンの胡麻焼き 白味噌ソース 
ё 大根のそぼろ汁
ё さつま芋ホイップのふわふわロール 



感想:びっくりおいしかった。(またかよ。笑)



あんまり興味のなかったさつまいもロールまでおいしく。
習って作るの楽しいから、というのはもちろんだけど、
レシピそのものも、なかなかよくできているような気がする。
白味噌ソースは他にもいろいろなお料理合いそうです♪
穂じそとの相性は、色も味もばっちりでした。
こういうレパートリーが増えるのはなんかうれしいな。


共に衝動入会した友は仕事に捕まり参加できずに(号泣)
次回こそ!!!

 わたしを離さないで


FIGAROで紹介されているのを見てから狙っていた本。
カズオ イシグロさんの本は初めて読みました。


わたしを離さないで

わたしを離さないで


「提供者」として宿命づけられた人びとの記憶。
ラストに向かうにつれて
予感は確信に 哀しみはいよいよ深く 希望はかすかに儚くなっていく。


実はものすごいことを書いているのに
この本の世界には、なぜか透明なヴェールのようなものがかかっていて
わりと淡々と読み進んでしまうのです。
掴めそうでつかめなくて リアルなようで現実感がなくて。


けれど後から、少しずつ 少しずつ 重くなる。
読んでいる途中より 読み終わった直後より 今、一番心にずしーんとくる。
フィクションなのに、なんだか自分の生にも罪悪感を覚えてしまう。
この本の世界にあることは、きっと誰もが許されないと感じるでしょう。
けれど、じゃあ一体どこまでが許されるのか?という問いと対峙したとき
わたしは困り果ててしまいました。


二度読みたくはないけれど、読む価値はある本です。


この本の世界にヴェールを感じるのは、
静かで淡々とした語り口のせいもあるけれど、
日常の回想のわりに食べ物を食べているシーンがないからかな、
とフト思ったりしました。

 手紙


東野圭吾さんの「手紙」。


手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)


兄の犯した強盗殺人の罪を、弟はずっと背負うのか。


罪を犯したのは彼ではない。
それでも、永久に背負いつづけなければならないのか。
それは彼の家族、妻や娘にも課せられるのか。
そして、途切れることのない兄からの手紙。それは無邪気とさえいえる内容で。。



難しいなあ、、、というのがひとことでの感想。
出てくるひとたち、みんな決して悪い人じゃない。むしろ善人ばかり。
けれども
彼は人生のあらゆるところで兄の罪を背負う羽目になってしまう。


すべてに共感できるわけではない。でも「わかる」。
「罪を犯す」ことの意味をすごく考えさせられる作品でした。

 クランツ


イタリア&コペンハーゲンのコンペ向けの勉強会に混ぜてもらう。
題材は、去年のコペンハーゲン大会で1位をとったイタリアチームのクランツ。
クランツなのにC型に切れている、、というまあ、、、さすがの発想の作品。


8、9人くらいかな、全員の作品が並ぶとかなり壮観でした。
同じ題材なのに、出来上がった作品はほんとばらばら。
そして、誰が作ったかすぐわかる(笑)。
みんなそれぞれの感性でしか作れない作品なのです。感嘆。何より面白い!!



ちなみにわたしのはこれ↓↓


さて、実はこれ、作るのは相当にたいへんなのです。
まず、枝を組み上げて骨組みを作る。これだけでもひと仕事。
そこにいろんな素材を重ねて完成させていくのだけど、
重ね加減や素材の選択がこれまた悩ましい。。。
枝の骨組みを作ってから、1ヶ月くらいかな、
毎朝、眺めては「うーん、どうしようかな〜」と考えて。
少し手を入れては、また考えて。やりなおして。
だんだん、わからなくなってきて、ぶつぶつ言ったりして(苦笑)


でも、そういうのがすごく楽しくて。


わたしやっぱりモノ作るの好きなんだあと実感できたこと。
それが何よりのヨロコビ。
責任感にしばられていたココロが開放されて
また少しずつ満たされていってるんだなあ、と思うとうれしくて。


やっぱり「受ける」レッスンは楽しい〜♪♪(心の叫び)

 煮込みハンバーグ


たまたま、友人と通りがかって衝動的に申し込んだ
クッキングスクールの体験レッスンに♪
メニューは
煮込みハンバーグ、オニオンスープ、ライス の3品。


我が家のハンバーグがどうもバラバラしていたのは、
最初のひき肉のこね方が足りなかったのだと判明。
我が家は、ひき肉を事前にちゃんとこねないで、
最初から玉ねぎとかパン粉とか一緒に混ぜちゃうのです。
こういう適当さっていろんなところに出てくるから、
ハンバーグに限らないんだろうなぁ。。と内心でしみじみ。


アバウト一家に生まれ育ったわたしは、
味付けの「さしすせそ」くらいし知らないけれど、
材料ひとつ加えるのにも、一番よい順番とタイミングがあって
ちょっとした違いで出来がずいぶん変わるんだろうなぁ。
そういうことがちゃんとできるのってやっぱりいいよねぇ。


作って食べる。
当たり前のことなんだけど「生きてるな」って感じがすごくした。
(↑最近の疲れっぷりがバレますが、そこはスルーしてください。)

やっぱり食は大切だ。

 The Catcher in the Rye


キャッチャー・イン・ザ・ライ

キャッチャー・イン・ザ・ライ


どんなお話かまったく知らなかったのだけど、
読んでみて、、、、


率直にいって、あまりおもしろくはない。
はじめからおわりまで、16歳のアメリカ少年の独白(?)が続くのね。
彼の思考を 一適も逃さずに とにかく延々と延々と きかされる。
イメージだけ浮かんでいるような 漠然とした思考も全部、言葉化してる感じで 
よくここまで書きましたね、、という意味では、感心するのだけど。


一般的には名作なハズなのだけれど、わたしはダメでした。
結局最後まで、楽しみ方がわからんかった。
同じ思考沸騰系でも、ドストエフスキーとかはおもしろいのに。


少年時代に読むべき本なのかしらん。とも思ったものの
想像してみるに、今よりもっと「ツマラナイ」と感じた気がする。
大人になってるからまだ許せたというか。。


だれかこの本の読み方を教えてください。。。

 マンマミーア


劇団四季の「マンマミーア」を観劇。
思えば、劇団四季のお芝居ははじめて。
友人が誘ってくれたのだけど、行ってみたらば、あらまあ最前列。
ほとばしる汗や、役者さん同士で時折かわすアイコンタクト、
細かなお芝居までばっちり堪能できました。


マンマ・ミーア!

マンマ・ミーア!


それにしてもアバの歌とお芝居がうまく絡んでて感心してしまった。
ストーリーに合わせた意訳だろうけど、
日本語で歌ってくれると、心に響く度合いが違うね。
今までは曲調で「S.O.S」が好きだったのだけど、他の曲にもじーん。。
そうかと思うと、ウキウキ楽しくなったり。
ミュージカルってこんなに楽しいのね。また行きたい♪


話は変わるが、
ここ数年、お芝居に行くとカーテンコールでいつも泣いてしまう。
淋しいかな、ちょっとオトナになってしまって、
物語自体にすごく感動するっていうことが少なくなってる分
演じている生身の役者さんたちの渾身の姿にうるっとくるのだね。
舞台はとくに彼らのエネルギーをもろに受けるからなぁ。


いやぁ、観にいってよかったよかった。友よ、ありがとう。
今日は、このあともクリームバスを初体験、さらにタイ料理も堪能♪
料理教室の体験レッスンまで予約して、なんとも充実の1日でした。