MARS


MARS ―マース―(7) (講談社漫画文庫)

MARS ―マース―(7) (講談社漫画文庫)


昔、どこかで読む機会があって、
はまって一気読みした惣領冬美さんの「MARS」。
文庫化されているのを見つけて、久しぶりに手に。
文庫は全8巻です。


再び読んでみても、やっぱりよくできた作品でした。
少女漫画らしい、ご都合主義はもちろんあるんだけど、
人間について 弱さも強さも 祈りも現実も ちゃんと描いてる
と思う。


なーんて、イチオウ講釈を述べてはみたものの
よくできてる、なんてことは割とどうでもよいのです。
零とキラのほほえましい(と私には思える)恋愛がとにかく好き。
あと、作者の作風なのか、
ところどころに入る独特の間があって、それもけっこう好き。
前半(文庫で5巻くらいまで)のほうが、
恋愛的にハラハラするので私としてはイチオシ。


もう大人なんだから、と思いつつも、零はやっぱりカッコいい。
つい、惚れます。(こういうところがダメなんだろうな。。)

 年のはじめに


高校の友人が帰省してきたので、ご近所ランチに。
彼女が予約してくれたのは、阪神芦屋駅近くのイタリアン「ラフォーリア」
友人によると、
少し前に有名になりすぎて評判が分かれているらしい、とのこと。
そのせいなのか、結構空いていました。
でも、感じも悪くないし、パスタはなかなか美味しかった。
ちょっと挑戦している感じもあったような。
でも、なんといっても、ノドが乾いていたわたしには、
赤ワインのスプリッツァが非常にポイント高かった。
昼間っから3杯もおかわりして、ほろ酔いのよい気分♪



今日は、なんだかめずらしく、高校時代の話をいっぱいした。
記憶の隅に追いやられていた同級生とかエピソードとかが
みるみるよみがえってきて、なんだか非常におもしろかった。
学校のころの話って、思い出すたび ホントなんにでも笑ってしまうね。
たわいもないことばっかりなのに、なんであんなにおかしいんだろ。


さて、今日いちばんインパクトのあった会話は、
彼女がまだ友だち付き合いをしてる同級生の男の子について
わたしがふと尋ねたとき。


「そういや、いまどうしてるん?たまに会うん?」
「うん、はげてる。」


...(せ、せつない。)
わたしは、髪の薄いのは基本的にあんまり気にならないけど、
同級生のこととなると、なんだか非常にせつなかった。
「今どうしてる?」の問いの答えが「はげてる」ってどうなのか?!
という疑問はさておき、いやはや、時は流れているのだねぇ。。



わわっ、まずい。。
今年の初ブログがなんだか微妙な雰囲気で締まってしまう。。
えーとえーと...
とりあえず、今年も健康でまいにち大事に生きていこう♯♯
ってことで、無理やり締めっ。。。

 大つごもり


大つごもり。
不精者の我が家とわたしにとっては、ひたすらおそうじの日。
さあさ、持ち場を廻っていきまする。



まずはベランダ。
我が家は角部屋なので周りがぐるーっとベランダで囲まれてる。
なので、中が狭いわりにベランダは長い。


ベランダ用に購入した秘密兵器15mホースを装着。
網戸や窓をざざーっと豪快に流していく。
ひととおり流し終わったら、タオルで窓を拭きつつ、また流す。
床と排水路は亀の子たわしでごしごし擦る。
かれこれ2時間ほどがんばったら、すっかりキレイになった。
よーし、完了。いやはや、腰にきますな。


続いて自分の部屋の中。お風呂、洗面所。
今日は1日中、「拭く」「こする」「流す」を延々と繰返し。。
ふぅ、さっぱりしました。これで年も越せますわ。



今年ももう残りわずか。
さあて、来年はいったいどんな年になるのかな??

 お正月準備


暮れもこんなに押し詰まって、ようやく門松に挑む。
はじめて作ってみたけど、(これが最初で最後と思うけど)
なかなか楽し。



(1)竹を切る
鉈とかで、景気よくぱーんと割るのかと思っていたら
地道にのこぎりギコギコでした。(笑)
思ったよりは簡単に切れるけど、表面がつるつるなので
のこぎりが滑ってしまい、キレイに切るのは難しい。
節のところでうまく切って「竹が笑って見える」のが
最近の流行らしいです。(私は普通のほうがすき。。)


(2)竹を縛る
3本をひとまとめにして園芸用の麻ひもで縛ります。
このときに使うのが男むすび。そして飾りの梅むすび。
何度きいてもわからなくなる。特に梅結び。さっぱり。
先生よ、どんくさい生徒ですまぬ。。


(3)竹を繋ぐ
細く割った竹をきっちりとワイヤで連ね、バケツに巻いて器を作る。
このワイヤがまた曲者。普通の女子にとっては相当硬く悪戦苦闘。。
半分泣きながら、渾身の力を振り絞って締めました。


(4)竹を挿す
作った器に砂を入れて、竹をぐいぐぃっと挿す。押し込む。
竹がすくっっと立ったらば、松や葉牡丹、その他で周囲を
飾っておしまーい。


(5)竹を飾る
我が家はマンションなので、立派な門松2つなんて置けません。
で、友人のお店Paolaにお持ちしたら、おや、意外によく映えた。
なかなかいいじゃーん。と、友とふたりでご満悦。



時を忘れて夢中で取り組んだ数時間。楽しんじゃいました。
なんでも一度やってみるのはいいものです。
年末の忙しいときに付き合ってくださった先生、ありがとう。
まあでも、門松はやっぱり男の人の仕事ですな。
腕がパンパンですわ。


余りの竹でおうち用に小さな門松を作って母ともどもご満悦。
ドア飾りもやっつけで作ったわりには意外に好評。
これでお正月を迎えられまする。あとは掃除だーー

 クリスマス中華


毎年恒例、クリスマス中華&お泊り忘年会の日。
いつもどおり、遅刻気味に乗りこんだ電車の中で
クリスマスラブラブ若者カップルに遭遇。


ええのう ええのう、クリスマスよのう、愛よのう、、と
微笑ましく眺めようとして、ぎょっとした。


(か、かれのかお、かおじゅうぴあす!!□#?☆)


動転して脳内漢字変換もできないまま目を逸らす。
イヤ、しかしここはちゃんと向かい合わねば!!(←意味不明)
勇気を出し気合を入れて、ふたたび拝見つかまつった。


うっ...
唇や小鼻はもちろんのこと、鼻の付け根に眉頭、眉尻、、、
そこかしこに銀色の丸いつぶが点々と。。。
10は超えてます。確実に。血の気が失せるわたし。
黒の皮手袋(←いかにもな怪しい刺繍アリ。)の中身は
きっとサイボーグの手にちがいない。。とひとり確信。


そして、こういう場合によくあることだが、彼女はかなりカワイイ。
ねえ、彼女さん、
これでいいの??いいの??ホントにいいのーーー??


、、とライフカードのCMのように心中で絶叫したわたし。
このクリスマスで最も印象深い出来事でございました。


あ、タイトルと中身が関係なかったや。失礼。

 ようやく我が家も


夜も更けて22時すぎ。
ごそごそ もそもそ 作りだしただいすきなヒイラギのリース。
今年もイテテ、イテ..と手に赤いぶつぶつをこしらえながら。


さつま杉とヒイラギ。あとは少しのペッパーベリー。
グリーンだけの素朴なリース。性格なのか自分用はいつも渋好み。


そして、毎年飾るときに気付くのです。
おおっと、我が家のドアはミドリだった。。。
もともと地味なリースなのに、ミドリミドリで訳がわからん。。
しかも今は夜。。何飾ってるのかさっぱりわからん。
どうして毎年同じ失敗をするのだ、わたし。。(ため息)


なーんつって、
でも、このミドリミドリな地味具合が実は結構スキなのよね。
だから、毎年苦笑しながらも同じ失敗をやらかすのです。



写真は朝に撮ってみました。
朝みてもやっぱりミドリミドリで地味でした。(笑)
そして、冷静にみると夜中のやっつけ作業ぶりが伺えます。
リボンとか大きさあってないし。(笑)



ともあれ、我が家もこれでやっとクリスマス気分♪

 東光山花山院(番外)


西国三十三所巡礼を再興した花山院ゆかりのお寺です。
こじんまりと素朴なお寺で、わたしはとても好き。
今日はあいにく霞んでいたけれど、眺望もすばらしく。


なにより、ご住職(?)が気さくなよい方で
ご朱印を書きながら、いろいろお話もしてくださいました。


本来、写経を納めるべきなのだよ(...冷や汗)とか
札所に飾られている御詠歌は全て花山院の御製なのだよ、とか
「散華」や「笈摺」は、こういう字を書くのだよ、、とか。


きっと本当は知っているべきことばかりだけど、
まだまだ未熟な若輩の小娘、頭を垂れて先人のお話を伺うもまたよし。
こういうやさしい時間が、とても貴重でとてもうれしい。


あぁでも痛恨、、、
忘れないように、とせっかく書き留めてくださった
散華と笈摺(笈摺はなんと図説つき。)の紙を紛失してしまい。
折り目などつけないように、、と手に持っていたのが失敗のもと。
自分のダメさに溜息。。。ほんとうに申し訳もございません。


ところで笈摺って、みなさんはご存知ですか?
笈摺は(おいずる)と読みます。笈は「かご」、摺は「する」。


巡礼の荷物を入れて背負うかごが肩で擦れるのを防ぐためのもの
だそうです。(←この絵を描いてくださったのに..)
笈摺の由来には、他にも諸説あるのかもしれませんが、
私の中では、もちろんご住職の説が「正」でございます。


このお寺は普通に訪れるにもお薦めですよ。とても落ち着きます。


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開 基:法道仙人
創 建:白雉2年(651年)
本 尊:薬師瑠璃光如来
宗 派:真言宗花山院派(本山)
御詠歌:有馬富士 ふもとの霧は海に以て 波かときけば小野の松風

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