ある夏の夜に


ミルクといると地域のヒトと接することが多くなる。


きょうは、近くの公園で賑やかな音がする。盆踊りだ!!!
そういえば、たくさんの人込みには連れていったことない。


よーし、と行ってみる。
着くと、ちょうど河内音頭の真っ最中。おお、なつかしいなあ。
そういや、菊水丸さんは元気やろか。。
と、黄色い浴衣と赤い浴衣の女の子2人がミルクに気付いて寄ってきた。
おおっ、ちびっことの触れあいだ。望みどおり。


はじめは、双方おっかなびっくりで。
そっと手を出しては、ちょっとミルクが動くと手を引っ込める。
赤い浴衣の女の子は、(妹かな?)まだ幼稚園くらいらしくて
なかなか触れられなくって、代わりにわたしの肩に触れてくる。


わお、かわいいなあ。。


とか思ってぼけっとしてると、ちびっこ軍団にわらわらと囲まれてしまった。
そりゃあもう、みんな触りたくて仕方ない。
「よしよし」の手が四方八方から伸びてきて、当惑するミルク。
わたしの腕のなかで、どんどんちっちゃくなっていく。
一方で、ちびっこ増殖にあせる飼い主。(こんな囲まれたことないよー)


こりゃあ、そろそろ引き際だ、とバイバイしてきた。あー汗かいたわ。
でもなんだかいい気分。
こういうちっちゃなできごとが愛おしい。それが増えた。ミルクのおかげ。


2人(1人+1頭)して、ちょっとドキドキした夏の終わりの夜でした。
さあ、次はどこに行こうか?