手紙


東野圭吾さんの「手紙」。


手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)


兄の犯した強盗殺人の罪を、弟はずっと背負うのか。


罪を犯したのは彼ではない。
それでも、永久に背負いつづけなければならないのか。
それは彼の家族、妻や娘にも課せられるのか。
そして、途切れることのない兄からの手紙。それは無邪気とさえいえる内容で。。



難しいなあ、、、というのがひとことでの感想。
出てくるひとたち、みんな決して悪い人じゃない。むしろ善人ばかり。
けれども
彼は人生のあらゆるところで兄の罪を背負う羽目になってしまう。


すべてに共感できるわけではない。でも「わかる」。
「罪を犯す」ことの意味をすごく考えさせられる作品でした。