100万回の言い訳


100万回の言い訳 (新潮文庫)

100万回の言い訳 (新潮文庫)


結婚7年の夫婦の間にフト(必然?)起こるさざなみのお話。
わたしは夫婦になったことはないけれど、
長く付き合ったことはあるので、何となくわかることもあった。
私はだめにしちゃったけど、夫婦だとまたちがっただろうな。
やっぱり家族になるってすごいことなのかも。


さらっとしてるけど、
そこそこ長編なので、読み応えはそれなりにあります。
終わり方は、まあなんとなくハッピーエンドなんだけど、
嫁入り前の夢みる夢子には、ちょっと切なかったかな。


時間のある穏やかな午後にお茶でも飲みながらゆっくり読んで、
もの想いにふけるにはよいでしょう。